概要
暦の再認識
正確な時刻や暦は日常生活において必要である。高精度なものほどいいという価値がある。 一方で、場所や季節による環境変化の違いは無視され、均質化している。 人類が発展させてきた「時間を精密に測定する技術」の影にある、自然環境の一年の流れに注目し、 グラフィカルに表現した。
太陰暦/ 不定時法/ グレゴリオ暦/ 世界標準時UTC/ 土地固有の時間の認識枠組み/共通の時間の認識枠組み
題材
1年:ツバキの花芽から種子
1日:アサガオの開花から閉花
植物の時間で
時の流れ(一年 /一日)を表す
1年:ツバキの開花から閉花
1日:アサガオの開花から閉花
∵開花には日照(夜の長さ)や気温が関係しているので、環境変化を表す指標として見れる
目的
概日リズム※の多様性を意識させる
一つずつの植物のサイクルを意識させる作品を作る。それを重ねることで、一年の流れを見出す。 ※サーカディアン・リズムとも呼ばれる。約25時間周期で変動する生理現象。体内時計ともいう。
ウメ、フジ、フヨウの一年のサイクルを並べた図
手段
- 植物の経時的に変化する情報を集める
- 各花の開花日の情報
- 花の育成本を参照する
- 開花を観察した本
- 集めたデータを図として描く
- 各花の花芽形成から枯れて種子になるまでのイラスト
- 花のアイコン作成
- 花が開くまでの過程のイラスト
- 複数の植物を照らし合わせ、見せ方を考える
- 重ねて表示
- 回転して表示
- 並べて表示
- 多様な情報媒体を使い、グラフィカルに表現
- 本
- 動画、web
- FABを利用したプロダクト製作